今橋 玲子:病院デザインインテリア
那珂川病院 / 2階,4階デイルーム・庭 空間デザイン -Hospital Design-
1階待合室 -1st floor waiting room-
誰でも使いやすい座面の高さとソファの形状、床のサインなど工夫がいっぱいの総合待合室です。 コロナ禍で家族のお見舞いがない入院生活を、デイルームデザインやホスピタルアートを充実させて 気分転換を図りながら、少しでも明るく心穏やかに過ごしていただくための病院となっております。
2階デイルーム / 「 海 」 -2nd floor day room-
砂浜に打ち寄せる波を緩やかな曲線で水しぶきを円で展開。
色合いも、サファイヤブルーからタコーイズブルーまで用い、深海の静けさから浅瀬の輝きと、さまざまな表情の「 海 」を表現しました。
3階デイルーム / 「 樹 」 -3nd floor day room-
リハビリで伸びゆく身体機能を願って大木を直線と六角形で展開 フォレストグリーンからエクルベージュまで用い、新緑・落葉・常緑・冬の枝を表現しました。
4階デイルーム / 「 月と陽 」 -4nd floor day room-
おぼろ月から灼熱の太陽までを弧と円で展開。カナリーイエローからタンジェリンオレンジを用い 三日月、星、陽がくりひろげるあらゆる「時」を表しました。
外構 / 「 光庭 」 -Exterior-
白い石と黒い石はコントラストの強さで、光の明るさと光があることに気づく為の影(決して暗い影ではなく、光を見いだすための気づき)を表しました。
アクリルの曲線は光と影の間で揺れ動く希望の光、川の流れのように水面に輝く自由な光。
さまざまな【光】を表現しました。
さまざまな【光】を表現しました。
1正面玄関エントランス / 遺物展示 -Art space object-Relic exhibition-1 Front entrance-
那珂川市の歴史への関心を高め、郷土への愛着心を頂くと共に、那珂川市民の為の病院という親しみを感じてもらうデザインとしました。